当社は山形県の真ん中“霊峰月山”の麓に位置する寒河江市で酒造りを行っており、100年を超える歴史を有しております。
月山山麓から流れる雪解け水を源流とする寒河江川の伏流水と、創業のきっかけである大粒の酒米“豊国”を大事にして地元に根差した酒造りを行ってきました。
商品開発理念として、【磯部理念に基づく食品づくり】(別記載)を遵守した酒造りから生まれる良質な日本酒を国内、海外の方にもぜひ味わっていただきたいと思っております。
代表取締役
大沼 寿洋
さくらんぼ生産全国一の山形県、その中心に位置する寒河江市はさくらんぼの産地として知られています。また、ぶどう、りんご、洋梨等の生産量も全国指折りの果樹王国で、西に夏スキーのメッカ標高1980メートルの霊峰月山を仰ぎ、北辺をその雪解け水が集まった清冽な寒河江川が流れています。また国の史跡指定を受けた名刹慈恩寺には、近年多くの観光客が訪れるなど、人口約4万人の小さい市ですが、活気あるまちづくりを行っています。
虎屋の創業は1700年代初頭(江戸中期)、現在の山形市において初代大沼惣左エ門によると伝えられています。幕末には家運が衰微しましたが、八代目大沼保吉の代になると寿の名声が高まり、当時では驚異的な4,500石の造石をなしました。山形に二工場を設け寒河江では元禄末期創業の石山蔵を引き継ぎ、増改築を成し寒河江工場として操業させました。この寒河江の蔵が1922年に分家独立し、現在の「千代寿虎屋株式会社」となりました。
保吉が寒河江に進出したのは、当時の寒河江には東北の宮水といわれた硬水が、随所にこんこんと湧き出ていたこと、また、冷たい寒河江川の灌水地域は丸くて大粒の酒米『豊国』の産地であったことによります。寒河江の水が酒造用として優秀なことは業界周知のことでした。とくに吟醸づくりに最適で、虎屋第二工場時代には山形の蔵から毎日のように遠い道程も苦にせず水を運びに来たといわれています。
高度成長期に入り、清酒の製造石数は順調に伸びていき、昭和50年には長年の目標であった5000石をようやく突破しました。しかしこの時を境に日本酒消費量の減少とともに製造石数は減少の一途をたどっていきます。
一方、創業の原点でもある「豊国」への思い入れから、1990年に漸く種籾を入手。以来、地元酒米耕作者とともに 米作りから関わりあいをもち、現在では「豊国耕作者の会」「大江酒米研究会」の2つの酒米生産者グループとともに原料である酒米を選び抜き最良の米からの酒造りを行なっています。2001年には「山田錦」の使用をやめ“千代寿”を醸す酒米はすべて山形県産米を使用し山形の地酒であることに誇りを持ち製造を行なっています。
1992年前後に海外輸出を本格的に開始。主にアメリカ西海岸への出荷が始まりました。2000年代に入りタイ、シンガポールをはじめとするアジア向けの出荷がわずかながら始まります。2010年に欧州向けの出荷を開始。現在まで順調に出荷数量を伸ばしており世界10か国以上に輸出しています。
1972年に地元特産品であるさくらんぼを原料としたチェリーワインの製造に着手しました。 1982年、西川町の酒蔵と高砂印を継承、月山トラヤワイナリーとして、従来のチェリーワインに加えぶどうを原料とした 「月山山麓醸造トラヤワイン」を製造販売しています。2019年には日本ワインコンクール2部門金賞の栄誉をいただくなど近年では各種コンテスト受賞も多く、山形県産ブドウによる高品質ワイン製造に力を入れています。
社 名 | 千代寿虎屋株式会社 |
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住 所 | 〒991-0032 山形県寒河江市南町2-1-16 |
TEL | 0237-86-6133(代) |
FAX | 0237-86-9644 |
URL | https://www.chiyokotobuki.com |
info@chiyokotobuki.com | |
代 表 | 大沼 寿洋 |
杜 氏 | 菅野正彦(山形県西川町出身) |
創 業 | 大正11年(1922年) |
取引先 |
日本名門酒会[(株)岡永] 山形県内酒類卸各社 海外商社等 |
系列会社 | 月山トラヤワイナリー(資)虎屋西川工場 |
関連業務 | アフラック生命保険株式会社 代理店 |
食品コンサルタント故磯部晶策氏の理念に共感し
下記の磯部理念に基づく食品づくりを実践しています。
1.安全で安心して食べられること
2.ごまかしのないこと
3.味のよいこと
4.品質に応じた買いやすい価格
1.原料の厳選
2.加工段階の純正
3.一徹で時代環境に曲げられない企業姿勢
4.消費者との関係重視